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人に寄り添う、心で寄り添う
JR西浜田駅から1kmほどのところにある特別養護老人ホーム「たんぽぽの里」。家族、周辺の医療機関や地域と連携しながら、利用者が最後まで穏やかに暮らせるように配慮された施設だ。デイサービス、ショートステイ、居宅介護支援も運営。人と人、心と心が通いあう高齢者施設を目指している。
特別養護老人ホーム「たんぽぽの里」の基本理念は「共に生きる」。高齢者と介護者は人と人、つまり心と心が向き合うことが大切。一人一人の職員が「人の気持ち」を持ちながら関わり、それが浜田市の高齢者の、心と体の支えになっている。また特養では最期の看取りまで、心を込めて対応。介護士、介護補助員、生活相談員、ケアマネなどチーム一丸となって高齢者とその家族を支えている。
「高齢化は、いつか誰もが通る道。自分がどんなふうに年をとっていくのか少し不安はあるかもしれませんが、自分たちの行き先には『たんぽぽの里』がある……、浜田市の皆さんにそう思って安心していただきたい」。明るい笑顔でそう話すのは園長の水口清子さん。高齢者の背景や体調、家族関係はさまざま。その一人一人の心に合わせて、心で対応していくことをモットーにしている。「高齢者は私たちの人生の先輩。いくら認知の症状が進んでおられても、核心をつくことをおっしゃいます。お世話をさせていただきながら、学ぶことが多いのです」と水口さん。利用者から学びをいただくことで、さらに良い介護ができる。そんなキャッチボールがここで働く人々の栄養になっているという。また特養では看取りまでを行う。一人の人の最期に向き合い、心からの敬意を持って送り出す。「この仕事をしていて襟を正す瞬間はたくさんありますが、この瞬間が一番、身が引き締まります」。地域の方に安心感と親しみを持っていただくために、地域行事には積極的に参加。「いつかいく道」は身近にある……。浜田市民にそんな安心感をもたらしている。
どんなにAIが発達しても、介護だけは生身の人にしかできない仕事。「気持ち」で考え、体を動かし、利用者に喜んでいただくことが仕事だ。「たんぽぽの里」は「共に生きる」の理念のもと、看取りを含めてその人の最期までに寄り添える人、また地域貢献に対しても自分から取り組み、地域の皆様に愛される方。また職員同士、職員とご利用者、そのご家族が互いに支え合えるよう、職務に対して気概が持てる人を求めている。
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