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農業は命を育む仕事
法人化をしてドローンやリモートを活用したスマート農業を推進。米やサラダゴボウ、シャインマスカットやピオーネに加え、島根限定のブドウ品種「神紅」の生産に尽力するなど進化を遂げている藤若農産。田んぼアート稲作体験やしめ縄作りなど消費者との関わりを大切にしながら新しい農業の形を模索中だ。
標高が高く、昼夜の気温差が大きい浜田市金城町。その気候をいかし完熟堆肥を取り入れて減農薬・減化学肥料で農業を行っているのが藤若農産だ。作っているのはシャインマスカット、ピオーネ、またこしひかりやきぬむすめ、もち米といったお米。またサラダゴボウも藤若農産の得意分野だ。藤若農産は社長・藤若将浩さんが平成13年にUターンし、平成28年に法人化。受託作業や地域交流、ドローンやリモートを活用したスマート農業を推進している。
「どんな時代になっても、人にとって『食』は一番大切。農業は人の命を支えている仕事と自負しています」と話すのは藤若社長。春にはコシヒカリやきぬむすめ、もち米等の5種類の田植え。ハウスではブドウの花が咲き、秋になるとピオーネ、シャインマスカットなどがたわわに実る。水稲育苗後のハウスを利用して夏に植え付け。晩秋に収穫するのはサラダゴボウ。サラダゴボウは一般的なゴボウに比べ、短くて柔らかく、アクが少ないのが特徴だ。そしてこだわりのもち米で餅をつき、販売する・・・。これらの作物を作っているのは社長と奥様、20代と30代の従業員2名。平成28年に法人化し地域農家の高齢化という背景もあり、地域の受託作業も請け負う。「若い人にも農業への関心を深めて欲しい」とドローンやリモート草刈りなどを利用したスマート農業を実践中。地域や消費者とのつながりを持つために、11年目になる田んぼアート稲作体験も手掛けるなど、アットホームで革新的な面を持つ。「農業は子どもを育てるのと同じ。手をかければかけるほど、手応えがあるものです。成果の喜びは大きく、さらにそれを食べた人から喜んでいただけることがやりがいですね」と藤若社長は話す。
金城町の豊かな季節、自然、成果、そして食べる人のことを感じながら一緒に働いてくれる人を募集中。気候が厳しい夏や冬などは体力的に大変なこともあるが、人を育む「食」に関わる仕事は尊く、大きなやりがいを感じられる。農業未経験者でも大丈夫。一から学びながら働くことができるはずだ。
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