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海洋土木にロマンを求めて
毎日何気なく利用している道路や橋、港。安全で快適に利用できる背景には、それを作り、維持・メンテナンスをする人がいてくれるからこそだ。こうした都市のインフラを支える縁の下の力持ちがサンクラフトだ。土木工事や建築工事を通して人々の役に立ち、地図に残る仕事。そして自然に向き合うスケールの大きな仕事でもある。
明治44年の創業以来、浜田市を拠点に土木工事や海洋工事、建築工事を手がける総合建設会社。明治時代の前身は醤油工場で、醤油を出荷するために道路を整備したことから、地元の方にも役立つならと土木工事事業に展開したというエピソードもある。港湾、道路、橋梁、河川、建築物等の公共工事はもとより、個人住宅の新築やリフォーム、マリーン事業も手がける。また規格外の石州瓦を再利用したコンクリート舗装など新技術の開発にも力を注ぐ。
浜田市を拠点に、島根、山陰、そして瀬戸内海まで。港湾工事や道路工事、建築工事などの土木・建築工事を行うサンクラフト。港湾・漁港工事では防波堤をつくり、波消しブロックを据えて地元の人々の暮らしを守る。また、道路工事、建築工事では街を創り、再生し、老朽化や災害によって傷んだ公共インフラを整備・補強している。得意としているのは海洋土木。この海洋土木工事において、最も強みとしているのは大型クレーンを搭載した起重機船を所有していることだ。350tの重さまで持ち上げられるクレーン船の第31新栄丸を始め始めとする作業船団によって多様な海洋工事に対応できる。また同社にはこれらの作業船を巧みに操る多くの船員がおり、高い安全意識とスピード感で仕事が進められ、クライアントから多くの信頼を得ている。「自然相手のスケールな大きな仕事。ロマンと実績が残せる仕事だと思っています」と社長の中垣さん。「特に海洋土木工事は、自然災害などから浜田市を守ることにも繋がります。今後も地元のお役に立つ仕事を地道に続けていきたい」と言葉を重ねた。
土木作業はチームワークによる賜物。一緒に働く人や地元の人とのコミュニケーション能力があり、人間関係をうまくやっていける人が望ましい。また屋外の自然相手の仕事という一面もあるため、例えば天候不良を「辛い」と思うより「この天候を生かしてどのように作業しようか」と受け止められる、柔軟な発想力があればなお望ましい。あとは体力と積極性も大切。地元の中学や高校などの職業体験事業も積極的に受け入れている。
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