少人数だからできる、一人一人への丁寧なケア
1グループ約10人、3つのフロアに分けれた小規模の特別養護老人ホームくざの里。廃校になった小学校をリノベーションした施設として、地元に親しまれている。利用者のプライバシーや生活リズムを重視したユニット型の施設で、職員たちは常に笑顔を絶やさず、少人数ならではの温かくきめ細やかなケアを行なっている。
くざの里は廃校になった久佐小学校の校舎をリノベーションした施設で、平成29年4月にオープンした。廃校を高齢者施設に蘇らせた取り組みは島根県で初めての試みだという。利用者の個々の生活ペースに合わせた介護ケアを行うユニット(生活単位)型の施設で、現在約30名が暮らしている。社会福祉法人可部大文字会は広島市安佐北区に拠点を持ち、多くの特別養護老人施設やショートステイ、居宅介護支援事業所などを運営している。